1. DV360とは?
DV360(Display & Video 360)は、広告運用を一元的に管理できるGoogleの広告プラットフォームであり、プログラム上での広告購入から運用、計測、最適化までを一括して行えるツールである。このプラットフォームを使うことで運用者はより詳細なターゲティングや広告パフォーマンスの分析が可能となり、その結果として広告効果の最大化が期待できる。また、Googleの広告エコシステムと密接に統合されており、様々なデータを広範囲に活用できるという強みを持っている。
2. DV360におけるアトリビューションの重要性
その中でも、注目すべき機能の一つが「アトリビューション」である。アトリビューションとは、広告などのマーケティング活動が顧客の購買行動にどれだけ貢献しているのかを割り出す手法を指す。多様化する顧客接点やデジタルマーケティングの進化に伴って、従来の最初の接触点、もしくは最後の接触点だけを評価対象とするアプローチではなく、接触点全体の効果を把握することが求められるようになっており、ダイナミックなアトリビューション分析が可能であるDV360の存在意義は大きい。

3. DV360のアトリビューション機能の詳細
DV360では「アトリビューションモデル」を使用して広告の効果を評価する。具体的には、「最初の接触点」、「最後の接触点」、「直接接触点」、「リニア」、「時間減衰」、「位置減衰」など、様々な接触点の評価モデルをベースに、各広告の顧客のコンバージョンにどれだけ寄与したかを分析する。また、各接触点に与える加重を独自に設定するカスタムモデルの利用も可能である。
このようにアトリビューションを用いることで、各広告のROIが明確化され、無駄な投資を削減してより効果的な広告運用が可能となる。例えば、一見効果が薄そうな広告も、実は最終的なコンバージョンに大きく寄与していたなど、広告の真の効果を見極めることができる。
4. DV360のアトリビューション活用による成果
DV360のアトリビューション機能を活用することで、より多角的な視点から広告効果を評価することができる。広告の効果を単一の指標で評価するのではなく、顧客の購買プロセス全体を通じて広告がどのように働いているのかを理解することで、より適切な広告投資を行うことができる。
また、真の成功を測るためには、広告のアトリビューションだけでなく、それがどのようにビジネス全体へと影響を及ぼすのかを理解することが重要であり、DV360を活用すればそのような深い分析が可能となる。これによって、広告のパフォーマンスだけでなく、ビジネス全体の成長にも寄与できるのがDV360の強みである。
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