1. コンバージョンの重要性と基本的な指標
デジタルマーケティングにおいて、訪問者が商品を購入したり、メールアドレスを登録したりするなど、ある行動を起こすことを「コンバージョン」といいます。ビジネスオーナーやマーケターがコンバージョンを増やすために注意を払うべき基本的な指標としてはユーザ行動の分析(ユーザのサイトへの訪問頻度や訪問時間など)、サイトのパフォーマンス(ローディング時間、移動時間など)、ユーザのエンゲージメント(リクエストのレートやシェアの量など)などが挙げられます。これらの指標からユーザーの興味や行動パターンを分析し、より効果的なマーケティング戦略を計画することが可能です。
2. ユーザ行動の分析
まず、ユーザ行動を分析するための指標としては、「セッション数」、「ユーザ数」、「ページビュー」などがあります。セッション数は、ユーザがサイトにアクセスしてから離脱するまでの一連の流れをカウントしたものです。同一のユーザが何度もサイトを訪れる場合、その都度新たなセッションとしてカウントされます。一方、ユーザ数はサイト訪問者の総数を表し、ユーザが複数のデバイスでサイトを訪れた場合でも1人のユーザとしてカウントされます。そして、ページビューはサイト内で閲覧されたページの総数を示します。これらの指標を見ることで、どのくらいのユーザがサイトを訪れているのか、どのくらいの時間や回数サイトを利用しているのかを知ることができます。

3. サイトのパフォーマンス分析
次に、サイトのパフォーマンスを測定する重要な指標として、「直帰率」、「平均セッション時間」、「ページ/セッション」があります。直帰率は、サイトを訪れて1ページだけを閲覧してすぐに離れたユーザの割合を示す指標です。直帰率が高いと、ユーザがサイト内を複数ページ閲覧することなく離れてしまっていることがわかり、コンテンツの改善が必要な可能性があります。平均セッション時間は、ユーザがサイトを訪れてから離れるまでの平均時間であり、この時間が長ければ長いほど、ユーザがサイト内で多くの時間を費やしていることを意味します。また、ページ/セッションは、1つのセッション中にユーザが平均何ページ閲覧したかを示す指標で、これが高いほどユーザのエンゲージメントが高いと判断できます。
4. エンゲージメントの分析
そして、ユーザのエンゲージメントを測定する重要な指標として、「コンバージョン率」、「再訪問率」、「シェア数」、「いいね数」などが挙げられます。コンバージョン率は、訪問者の中で目標とするアクション(商品の購入、メールアドレスの登録等)を行ったユーザの割合を示し、マーケティングの効果を計測するうえで非常に重要な指標です。再訪問率は、新規訪問者と再訪問者の比率を見ることで、ユーザのロイヤリティを把握することができます。シェア数やいいね数は、ユーザがコンテンツをどれだけ社会的にシェアしてくれているかを知ることができる重要な指標です。ユーザの行動や反応を詳しく分析することで、どの部分がコンバージョンに繋がっているのかを把握し、より効果的なマーケティング活動を施すことが可能となります。
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